エアリズムは何故爆売れするのか

ユニクロがエアリズムマスクを発売して、日本各地の実店舗で長蛇の列ができました。もちろんオンラインショップでも即完売になりました。テレビの報道番組でも取り上げられ、社会現象にも近い事態になりました。
今回オン/オフラインで起きたこの即完売の事態は、ある程度予想されていた方が多いと思います。様々なサプライヤーがマスクを製造しているにも関わらず、何故ユニクロのエアリズムマスクに限って、こうも多くの人が買い求めるのでしょうか。
マスクに求められるのは、まずはウイルスや粉じんを遮断する性能です。しかしこの性能面に関しては医療用品を製造する専業メーカーなどに大きなアドバンテージがあります。ユニクロのマスクは性能面に強い期待を受けていたわけではないでしょう。性能の次に、求められるのは価格やデザイン性などです。今回エアリズムマスクの価格面に注目していきたいと思います。
エアリズムマスクは価格が990円で3枚入りですが、20回洗濯できて繰り返し使う事が可能になっています(ちなみに洗濯回数については公式ページには未記載)。
3枚×20回で通常のマスク60枚分の使用が可能と単純計算すると、「1枚単価は16.5円」になります。ここに洗濯時の多少の劣化を加味すると、もう少し1枚当たりの単価は16.5円より割高に設定したほうがいいかもしれません。
エアリズムマスクと同じく洗濯が可能なマスクの代表格、「pitta」は3枚入りで474円になります。こちらの洗濯可能な回数は、パッケージに記載の情報によると3回となっています。こちらは「一枚単価、52.6円」の計算になります。どちらも同じ洗濯マスク同士ですが「pitta」の1枚当たりの単価は、エアリズムマスクの3倍近い額になっています。
次に非洗濯マスクの単価を考えてみましょう。話題になったシャープ製造したマスクが50枚入りで2980円になります。こちらは「1枚単価、59.6円」の計算です。
同じく非洗濯マスクの有名商品である、興和が製造元の三次元マスクは2006円で50枚入りになります。こちらは「1枚単価、40.12円」の計算になります。
今回比較に選んだマスクはすべて国内メーカーのものです。更にユニクロという大ブランドとの比較という観点から、それなりに知名度やブランド力のあるメーカーの物を選びましたが、一枚あたりの単価で一番安いのはエアリズムマスクでした。しかも2位の三次元マスクに2倍以上の差をつけての圧倒的なコストパフォーマンスといえます。
もちろん小売価格の変動、純国産か否かという要素は今回の比較には入っていません。更に使い捨てと洗濯の違いもありますが、それにしても1枚当たりの単価の安さは特筆すべきところです。さすがファストファッションの雄、やはり抑えるべきところを抑えているといえます。
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